こんにちは、シン（ @shins555 ）です。
2022年10月20日に行われたドラフト会議ですが、阪神タイガースが交渉権獲得した選手は以下の通りでした。
- 1位：森下翔太【外野手】中央大
- 2位：門別啓人【投手】東海大札幌
- 3位：井坪陽生【外野手】関東第一
- 4位：茨木秀俊 【投手】帝京長岡
- 5位：戸井零士【遊撃手】天理
- 6位：富田蓮 【投手】三菱自動車岡崎
- 育成1位：野口恭佑【外野手】九州産業大
これらの選手は阪神タイガース球団として、どのような戦略で獲得したのでしょうか。
2023年からは岡田監督が第二次政権となります。
本ブログ記事では各選手について掘り下げていくことと同時に今後の阪神タイガースの補強ポイントにマッチしているのか？
このあたりを解説致します！
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2022年阪神タイガースのドラフト候補は誰だった？
2022年のドラフト会議は、1位指名を事前に公言するチームが9球団もいるという超異例のドラフト会議でした。
その中で、阪神・横浜・ロッテだけは事前に言わずにドラフトに臨む作戦。
阪神タイガースが指名するであろう事前予測としては、
- 大阪桐蔭高の松尾汐恩捕手
- 高松商業高の浅野翔吾外野手
- 中央大の森下翔太外野手
果たして狙いはどうだったのでしょうか。
結論から言うと阪神が最後まで公表しなかった1位指名は巨人が指名した「浅野翔吾選手」でした。
そうです、スーパー高卒ルーキーになり得る選手を指名しました。
ここドラフトで阪神巨人戦が繰り広げられました。
結果は阪神岡田監督の敗退でした。
この選手巨人に行ってどんな怪物になるのでしょうか。
原監督も今年は色々苦労して一時期は別の監督になるんじゃないだろうかということも・・
今年は成績が今一つ振るわなかった原巨人。今後はどうなるかも一つの楽しみですね！
じゃあ、2022年のドラフト会議、どのような方針で阪神タイガースは指名したのでしょうか。
次にドラフトの戦略を考察してみたいと思います。
2022年阪神タイガースのドラフト戦略は？
今年の阪神タイガースは、今季オフに中継ぎor抑えのケラー投手以外の外国人は全て契約終了ということ。
新たな外国人の調査しています。
また現時点でレギュラーがほぼ確定している選手は以下の通り。
- キャッチャー：梅野
- ファースト ：大山
- ショート ：中野
- サード ：佐藤輝
- センター ：近本
以上です。
え？結構空いている！？
じゃあどんな？
結論、来年以降はセカンド・レフト・ライトに新しい誰かが入る可能性があります！！
そうです。外野には島田選手、セカンドには糸原選手・木浪選手などいますが打てる選手かというと今シーズンはそこまで打つというイメージは無ありませんでした。
そうすると今一つ打てる選手が多くないのも一つ。
また、特に左打者が多めで、右打ちの長距離打てる選手が少ないです。
今年は特にそのせいか、左投手から打てずに悩んだ傾向にあります。
なので、右打ちの長距離砲で外野手！！
一つはここを目指しているのではないでしょうか。
なぜかというと、セカンドは、あわよくばFA選手で取得できるからです。
外野手の一人は新外国人で調査。
とするとあともうひと枠空いている場所は外野ではないでしょうか。
これが新人から、しかも打てる選手が出てくるとこれは大きいですね。
また、阪神の今の選手は左投げの投手が手薄です。
先発で言うと、伊藤将司投手。中継ぎ抑えで言うと、岩崎投手、岩貞投手。今年は一軍で出場しなかった及川投手。
主な選手でいうとこんな感じかなと。
なので、手薄な所を補強したいという思いは強いはず！
そういう意味で、先発や中継ぎに左投の投手を補強しておきたいといったところではないでしょうか。
また、今の阪神タイガースはチーム自体が若く、ここ２～３年で成長してきた選手がまあまあいるイメージです。
ですので現在はそこまでたくさん即戦力が欲しいということでもありません。
ということで、今年は2位～5位までが高校生という将来を見据えた育成中心のドラフトになりました。
中でも、戦略通りですが、
- 右の大砲候補
- 左腕投手
これらを積極的に取りに行きました。
それではドラフト選手を次から一人ずつチェックしていきましょう。
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2022年阪神タイガースのドラフト結果
それでは早速ですが、ドラフト１位の選手からどんな選手なのか？期待はできるのか？
阪神ファンの筆者の見解を解説しますね！
2022年阪神ドラフト１位指名選手：森下翔太【外野手】中央大
森下翔太選手の特徴は以下の通り。
- 22歳
- 182cm / 90 kg
- 右投右打
- 東海大相模高→中央大
森下翔太選手は、今回は外れ１位の選手です。
巨人が獲得した超高校級の浅野選手を外しはしましたが、阪神タイガースが欲しかった右打ちの長距離砲の選手です！
- 右打ちのソフトバンクの柳田選手のような存在になる可能性あり
- 逆方向にも長打が打てる右の外野手
- 選球眼が良く出塁率も高い選手
というのが主な特徴になります。
外した割には「今の阪神には森下選手の方が良かったのでは？」という声も多いです。
直近では近本選手も外れ外れ１位ですが今では阪神で大活躍しています。
１位指名できたからといって必ず活躍するというわけでもないので、期待は大きいかなと！
就任した岡田監督は守備は固定して「三塁は佐藤」、「一塁は大山」ということを明言しています。
そうすると阪神タイガースには、打てる外野手という選手が今はいない状況に。
そういう意味では、森下選手はこの空いている外野守備というところにマッチします。
一年目からレギュラーを取って活躍してほしいですね~♪
大卒ということもあり期待できるのではないでしょうか。
岡田監督も森下選手との挨拶に行った時に、「ポジション１個空いているんよ」とぽろっといった発言はホンモノのはず。
また、中央大学出身の直近活躍した選手と言えば、DeNAの牧選手。
森下選手も身近で見ていただろう選手が今大活躍しているということであれば「自分もいけるはず」という気持ちは少なからずあるでしょう。
また、大学日本代表で４番も打った実績があります。
ここで４番を打ったことがある人は、オリックス吉田選手、阪神大山選手、DeNA牧選手・・とほぼ活躍している選手です。
ここからも阪神で活躍は期待できるのではないでしょうか。
2022年阪神ドラフト２位指名選手：門別啓人【投手】東海大札幌
門別啓人手の特徴は以下の通り。
- 18歳
- 183cm / 86 kg
- 左投左打
- 東海大札幌高
阪神が今年注目している左投げのピッチャーです。
高卒で左投のピッチャーで阪神に高卒で入団した選手と言えば最近では及川投手くらいですので期待の高校生左腕ということになります！
門別投手、高校生No.1 左腕投手と言われている選手で、150キロのストレートが持ち味です。
しかも、スライダー、カーブ、チェンジアップという球種も持っていて「札幌のドクターK」とも言われているとか。
高校では、1年生からエースになり、2年次には9回12奪三振無失点など実績は十分。
甲子園へは残念ながら行くことができませんでしたが、プロに入って聖地のマウンドを踏むことに！
本人は、160キロを出すことと、新人王を取ることなどとても頼もしすぎるコメントも！！
どうなるんでしょうか！？
おそらく２年くらいは育成されてから、1軍で活躍できるかどうかというところのはずです。
左投手をどこまで育てることができるか・・今後の阪神タイガースコーチ陣の手腕にもかかっているということですね！
西純矢選手や、及川選手、森木選手など高校生で大活躍したピッチャーが順調に育ってきているので、門別投手もぜひ頑張ってほしいです。
2022年阪神ドラフト３位指名選手：井坪陽生【外野手】関東第一
井坪陽生投手の特徴は以下の通り。
- 17歳
- 177cm / 86 kg
- 右投右打
- 関東第一高
井坪陽生（いつぼひなせ）選手も、森下選手と同じく右投右打の外野手です。
この選手は高校で通算32本のホームランを打っており、また井坪選手の身体能力の高さが評価され将来が期待されている選手です。
高校では1年生から４番レフトで大活躍。
3年の都退会ではチームの打撃の柱となり優勝！続いての関東大会でも準優勝！
夏の甲子園の予選ではベスト８でこそ終わりましたがパンチ力の高さでプロのスカウトの目に留まることに。
逆方向に低いライナーを打つタイプことを心掛けて体の開きを抑えるように意識しているということ。
自分の考えを持って打撃に取り組んでいるというところが素晴らしですね！！
この選手は高校生なので数年かけて育てるという球団の方針が見て取れます。
近本選手らが30代中盤になったところで、彼らが20代中盤になり世代間の隙間を埋めることができるような選手を取ったのではと考えられます。
2022年阪神ドラフト４位指名選手：茨木秀俊 【投手】帝京長岡
茨木秀俊投手の特徴は以下の通り。
- 18歳
- 182cm / 85 kg
- 右投右打
- 帝京長岡高
この投手は詳しいことはわからないですが、藤川球児さんのYoutubeなどでは、「この投手一押し」という声もあるそうです。
なんと、湯浅投手を獲得したスカウトマンが獲ってきたということです！！
これはホントに本物かも・・！
藤川さんによると、プロで育つ要素を兼ね備えている素晴らしい選手だそうです！
体格もプロで活躍できて、表情や仕草も申し分ないと・・
また、最速スピードは、147キロということですが、通常はそこまで出ていない。
何より、野球センスと伸びしろは超期待大ということ。
また、スライダー・カーブ・チェンジアップを操ることができる選手。
高校では1年の夏からベンチ入りしています。
3年夏の地方大会では日本文理高校に対して、10.2回で2失点完投。（チームはサヨナラ負け）
このピッチングを多数のスカウトが見ていたことで注目され、阪神タイガースの目にもとまったそうです。
また、この選手は探求心が強いということで、自らがいろんな場面を想定して練習をしたりと頭が良いことも評価されている選手でとにかく期待大です！
いまは粗削りだけど、こういう選手阪神は育てるのが得意と・・おそらく青柳投手、浜地投手、湯浅投手も当時粗削りだったのをあそこまで育てたので同じように育成されればかなり魅力がある選手にはなるのではないでしょうか。
2022年阪神ドラフト５位指名選手：戸井零士【遊撃手】天理
戸井零士選手の特徴は以下の通り。
- 17歳
- 181cm / 83 kg
- 右投右打
- 天理高
また、右投右打の選手。戸井選手は内野手ですが、一貫して右打ちの打者を今回獲得しています！
それだけに補強ポイントということなのでしょう。
また、体格も181cm / 83kg とドラフト４位までの選手とほぼ同じ体系の選手を取っています。
高校生選手がどれだけ育つか、また育ちそうな伸びしろがある選手を取っていることが見受けられます。
またこの選手、今年の夏の甲子園にも出場したことから、野球ファンであれば見覚えがあるかもしれません！
戸井選手は今回唯一選ばれた内野手です。
中学一年からU-12に選ばれた逸材で1年秋からベンチ入り、2年春にはレギュラーとして活躍して天理高の甲子園出場に貢献しました。
しかも高校通算打率は、.417 と高打率であることからミート力の高さを評価されています。
最初は、金属バットから木製バットで悩むかもしれませんが、頑張ってほしい選手ですね！
2022年阪神ドラフト６位指名選手：富田蓮 【投手】三菱自動車岡崎
富田連選手の特徴は以下の通り。
- 21歳
- 174cm / 78 kg
- 左投左打
- 大垣商業高→三菱自動車岡崎
今度は、社会人の左投手。
今年の阪神はとにかく左腕投手の獲得を目指しています。
三菱自動車岡崎といえば、中野選手と同じ所属チームからの阪神入りです。
サムライジャパン U-23 にも選出されている選手でドラフト当日もオーストラリア戦に出場。
6回1失点の好投をみせたそうです。
投手としては小柄なタイプではありますが、最速145km のストレートと、カーブ・チェンジアップ・スライダーを武器に戦う投手です。
伸びのあるストレートで、球速も年々早くなっていているので伸びしろも期待される選手です！
さらにはコントロールにも定評があるようです！
伸びしろもそうですが、社会人投手ということであれば即戦力。
今の野球はストライクが入らないピッチャーは苦戦する傾向にあります。
阪神の藤浪投手もその一人。
そういう意味ではこの富田選手はコントロールが良いということなので、期待できますね！
中継ぎからなどであれば即使える選手ということにもなるかと思います。
2022年阪神育成ドラフト１位指名選手：野口恭佑【外野手】九州産業大
野口恭介選手の特徴は以下の通り。
- 22歳
- 180cm / 88 kg
- 右投右打
- 創成館高→九州産業大
またもや右打ちの外野手を指名！
今年のドラフトはとにかく野手であれば右打ちの長距離砲という人と取りまくっている阪神タイガース。
しかも体格もほぼ180cmで、体重が80kg 後半。
今後の伸びしろを期待して選手を育成する方針なんでしょうか。
スカウトからは、
- パンチ力のある打撃が魅力の右の強打者。
- 広角に打ち分ける打撃と変化球を打ち分けるうまさも合わせ持つセンスがある。
- とにかく伸びしろがあるので将来中軸になれたら
と注目されているということです。
大学のリーグでは、59試合で、.314 の打率を残すなど打てる選手なのでますます期待されています！
楽しみが広がりますね！
【まとめ】2022年阪神タイガースのドラフト評価
というわけで今回は、阪神タイガースのドラフトについてでした。
全体的には筆者としては「良いドラフト」が出来たように感じます。
というのは、以下のような選手が獲得できたからです。
- 今の阪神に足りない選手である、「右打ちの長距離砲の外野手」が獲得できた。
- 左投手も将来に向けて手薄だったので獲得ができた。
- 今の阪神は若手中心のチームであるから即戦力よりも数年後を想定した選手を獲得できた。
かつて高校生でドラフトされた、西純矢投手や、及川投手、小幡内野手、高寺内野手などどんどん高校生の芽が開花しています！
この中から新人王を取る選手も出てくるのでしょうか。
阪神タイガースは年々「育てる力」がついてきているので今後もさらに楽しみですね！
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